マーレーコッド釣行
2013年04月30日 公開

今回、4泊5日、実釣3日間というスケジュールでマーレーコッドを狙った訳ですが、「釣る」事に関しては、「さほど難しくない」という印象でした。
事前に、ある程度の情報収集をしておけば、かなりの確率で「マーレーコッド」に辿りつけるはずです。これは、日本に住むアングラー然りです。
ただ、そこに辿りつくまでに一番ネックになるのが、私有地の存在です。
川が牧場の中を流れていて、その牧場の中に入り込めればいいのですが、牧場の中に入る許可を取り付けるのは、特別なコネでもない限り、まず、無理だと考えた方がいいでしょう。
そのため、自ずとポイントが限られてきます。
ただ、その限られたポイントに辿りつくための情報は、いろんなところから入手できます。
ある程度の街には、釣具屋がありますし、付近の観光スポットを紹介してくれるインフォメーションセンターもあります。あるいは給油のために立ち寄るガソリンスタンドや、田舎の小さなスーパーでもかまいません。釣りに関するインフォメーションを集めることは、さほど難しくないように感じました。それに、田舎の人の例に漏れず、みなさん、かなり好意的でした。
今回のように、ガイドを利用せず、自分たちの手でポイントを探して釣り歩く場合と、ガイドの案内で釣りをする場合とでは、当然のことながら、格段に釣果に差が出ます。
今回、実釣3日間の釣行で、釣れた魚は、イエローベリーが4匹、コッドが4匹でした。3日間の内、初日は、かなりギャンブルと思われるポイントを選んでしまって、1日棒に振る結果になってしまいました。その上、車両のトラブルで、あと半日も無駄に費やしてしまい、まともに釣りができたのは1日半でした。
通常、ガイドの案内で釣りをする場合、3日あれば、コッドだけで20匹以上の釣果が得られるのが普通ですから、それに較べればかなりの貧果です。
ガイド付きで釣りをする場合、ただ釣りのことだけに専念して準備をすればいいのですが、自分達の手で、釣行を組み立てようとする場合、釣り場の選定から始まって、そこにたどり着くまでのルートの選定や、入漁券の購入、宿泊や車の手配などなど、やるべきことが沢山出てきます。
それを煩わしいと考えるか、反対に楽しんでしまうかは、人それぞれですが、楽しんでしまえる人は、ガイドなしで釣行を組み立ててみるのもいいかもしれません。
その準備の中で、これだけははずせない、「マーレーコッド釣行のキモ」をいくつか上げておきます。
・4輪駆動車は必須
・深夜、早朝の運転は、動物に注意(特にカンガルー、牛)
・ポイントの選定は、欲張らず、1極に集中する
・現地滞在は、最低4日間、可能なら5日間
・雨天時、河川の増水には、細心の注意を払うこと
上記の項目をクリアーしておけば、まず、大丈夫かと思います。
ま、治安のいいオーストラリアのことですから、あまり、あれやこれや心配せず、とりあえず、チャレンジしてみてはどうですか?
こんなことを書くと、仕事がなくなってしまうので、最後に一言。
確実に釣果を上げて、大物を確保したい場合は、他の人が入り込めない私有地に限ります。但し、一般の旅行者が、何のつても無く、私有地に入り込むのはまず無理。私有地に入り込めるコネクションは、地元に住むローカルガイドにはかないません。満足のいく釣果を上げたければ、ローカルガイドが必須です。
ローカルガイドが必要な方は、弊社まで、ご連絡を。
いやあ、しかし、今回も数々のトラブルに見舞われ、今でもトラブルに煩わされてますが(?)、久しぶりに楽しい釣行でした。
そうだろ? ジュンちゃん?
