皆既日食
2012年11月15日 公開

11月14日、ケアンズでの皆既日食です。
朝、5時45分頃、太陽が、次第に月の後ろに入り、欠け始める。ただ、太陽光は依然強く、専用サングラスを通さないと、肉眼では、その状況は確認できない。
その状態がしばらく続いて1時間程経った頃、一筋の光を残して、太陽が完全に月の後ろに隠れる。それと同時に、辺りが夜のように暗くなる。
満月の夜のよう。
肉眼でも太陽の環が確認できる。
コロナが放射状にのび、ところどころで、オレンジ色の光も確認できる。
その状態が1分半程続いた後、光の環の1点から明かりが漏れ始め、その明かりが次第に強くなり、10秒ほどで強烈な明かりとなり、見事なダイヤモンドリングが出現。
このとき、周囲を走っていた車も、総て路肩に止まり、辺りは静寂に包まれる。
その直後、太陽は完全に明かりを取り戻し、環も太陽光に包まれ、裸眼で見ると、いつもの太陽に。
1分半の息を呑む光景でした。
日本人の方で、話を聞くと、鹿児島、香港、東京と日食を追いかけている日食オタクみたいな人も居たが、目の当たりにすると、それも判るような気がする。
聞いた話によると、金環日食よりも皆既日食の方が、暗くなる度合いがはるかに大きく、光のコントラストも鮮明で、かなり見ごたえがあるらしい。
写真は、手持ちのコンデジで、フィルターを通さないで撮影したもの。コンデジだと、これで目イッパイでした。
1回は、見る価値ありますよ。
次回、手近なところでは、2016年3月9日、インドネシアで観測できるようです。