マーレーコッドフィッシング 3泊4日 DAY1
2012年03月31日 公開
ゴールドコースト空港で関空からお越しの紅林さんと落ち合い、一路、内陸部へ。
約4時間のドライブの後、ガイドのドンと自宅で落ち合い、彼のランドクルーザーでフィッシングロッジへ向かう。
ゴールドコースト空港のあるクイーンズランド州と、ロッジのあるニューサウスウエールズ州では1時間の時差があり、実際に釣りを始めたのは午後1時頃。
ガイドのドンは、まだ、ロッジの準備があるらしく、「おまえ、最初、ガイドしてくれよ。」とのこと。そこで、ロッジ前に置いてあるカヌーを使って、目の前のプールで、まずは小手調べ。
キャストを始めて5分程。
対岸に倒木がいくつか絡むエリアがあり、そこを重点的にキャストするよう指示して数投目。
いきなりクランクベイトが引き込まれ、6マルサイズをランディング。
初めて10分程度で、紅林さん、ファーストコッドをゲット。いい滑り出しです。
記念撮影を行い、リリースして、同じ倒木辺りにキャストを再開して数投目。
ドン!
なかなかいい引きで、サイズアップを期待していたのですが、水面に姿を見せたのは10キロクラスの大物。
開始早々、嬉しい展開でした。
早くグリップを口に掛けたかったのですが、そこはタフファイターのコッドのこと、何度も水面に姿を見せるものの、いざ、口元にグリップを差し込もうとすると、テールで水しぶきを上げながら水中へ突っ込んでいきます。
魚とのファイトは紅林さんにまかせ、ストラクチャーのないマッディーな浅瀬にカヌーを誘導しながら、ようやくグリップを掛け、対岸のバンクへ移動。
コッドを確保し、カヌーを接岸したときは、「もう、これで帰ってもいいかな。」っと思ったほどでした。
ところが、カヌーを岸に乗り上げ、ボートを降りて記念撮影をしようと思ったら、紅林さんの方へ向けて置いていた予備のロッドのルアーのフックが、紅林さんのティーシャツに針掛りしているのを発見。
どうやら、ファイトの途中で引っかかってしまったようです。紅林さんがボートから降りられないじゃないですか。
なんか、ビミョ~な展開?
しょうがないので、魚を挟み込んでいるフィッシュグリップの柄の部分を、川底の岩の上から踏みつけ、両手でルアーを外そうと背中に手を掛けた途端、コッドが大暴れ。
「あ、ヤバイッ!」っと思った瞬間、コッドはグリップを咥えたまま、濁った水の中へ。
「デ~ッ!、2万5千円のグリップと10キロコッドが逃げていく~。」
必死でした。
コッドの進行方向だと思われる辺りに両手を突っ込んで、ヌルッとした感触を確かめると、ムンズっと手前に引き戻し、頭が水面に出た瞬間、口の中に親指を突っ込みコッドを確保。
と思ったら、まだルアーが口元に刺さったままなのを発見。
「なんだ、ラインを手繰り寄せればいいだけだったんかァ。」
おかげて、コッドのヤスリのような歯で、親指がズタズタになってしまいました。



結局、この日は、他に1匹を追加し、納竿。
ドンの作ってくれたラムステーキの夕食を平らげ、翌日早朝のトップウォーターゲームに備え、9時頃には就寝でした。