「CROC MAN (ワニ男?)」

今日のローカル紙、CAIRNS POST の一面です。
この松葉杖をついたお兄さんが、「ワニ男」なのですが、何ゆえ「ワニ男」なのかと言うと、この方、今年の3月、釣りをしている最中、クロコダイルに襲われて、あやうく一命を取り留めた、大変ラッキーなお兄さんなのです。
場所は、ウエイパ。
岸際で釣りをしていたら、体長4メートルもあるクロコダイルに、突然水中から襲い掛かられ、足を咥えられて、水中へ引きずり込まれました。
片手でマングローブにつかまり、必死の思いで助けを呼び、同行していた友人や、付近にいたアボリジニーの人たちに助けられ、文字通り、九死に一生を得たわけですが、岸に助け上げられたときには、手の指が1本なくなり、両方の足は、ほぼ180度、逆の方向を向いていたとか。
その後、すぐに、飛行機でケアンズに運ばれました。
ワニと格闘している最中は、「どうせ食べるなら、痛みがないように、一気にしてくれ。」と思ったらしいですよ。
で、めでたく、今日の退院となった訳ですが、「今、何を一番したいですか?」という記者の最後の質問の答えがコレでした。
「 Take my boat out, go fishing and have a beer.」
(ボートを出して、釣りに出かけて(ボートの中で)ビールを飲む)
「馬鹿は死んでも直らない。」といいますが、「釣りキチは、死んでも釣りキチ。」ですな。
ワニのいる川で釣りをする時は、くれぐれも、ワニには御注意を。
ワニを侮ってはいけません。いかにも、「お前を食べるけんネ~」状態で近づいてくるアホなワニなんて、いませんから。彼らは、岸際に獲物を見つけたら、濁った水に潜って、岸際まで波一つ立てずに近寄ってきて、水中からいきなり「ガブ!!」ですから。