マーレイコッド DAY2 早朝編
2011年03月08日 公開

2日目、早朝。
辺りがうっすらと明るくなり始めた頃に目が覚める。ガイドのドンも、お爺ちゃんも、まだベッドの中。
開け放したドアから入ってくる冷気が気持ちよく、外から聞こえる小鳥のさえずりが、まだ夢心地の耳に気持ちよく響く。
昨日は、殆どお爺ちゃんの釣りに付き合わされて、釣りらしい釣りができなかったのと、今回、マーレイコッドを釣るに当たって、朝夕、活性が最も高くなる時間帯にトップで釣ってみたいと思っていたので、二人が寝静まっている間に、川岸を釣り歩いてみようと思い立つ。
二人を起こさないよう注意しながら、着替えを済ませ、ベッドの脇に立てかけていたロッドと、その脇のルアーケース、フィッシュグリップを持って、ロッジの外へ。
タックルボックスからクレイジークローラー系のルアーを取り出し、スナップにセッティング。あまり時間もないので、ルアーはこの1個に限定し、フィッシュグリップとプライヤーをズボンのポケットに突っ込んで歩き始める。
表に出てみると、ロッジの裏手で、子鹿が草を食んでいる。
バンクからキャスティングしながら、ロッジの前のプールを、川下側に釣り歩く。
釣り始めて10分程、小さな入り江の倒木の陰から、最初のコッドが水面に躍り上がってくるがフッキングせず、その周辺をしつこく攻めるが、最初のワンバイトだけ。
プールの最後まで移動すると、かなり深くなっていて、深みの上手側には、倒木が水中に倒れこんでいる。
そのポイントでの2投目。やはり倒木の脇から踊りだしてきたコッドが、水面のルアー向かって躍り出た。
狙い通りの会心のワンバイト。
嬉しい1匹でした。

この場所から会心の1匹をランディング。
