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DAY3 1-1-1 450ポンド(200キロ)



1-1-1

1バイト、1フックアップ、1ランディング

この日の釣果である。




朝、7時頃には全員起床。

朝食を済ませ、さっそくインリーフでベイトフィッシング。

昨日まで、2日間、ベイトフィッシングですら殆ど釣果らしい釣果がなく、ベイトのストックも少なくなり、スイムベイトにする小型のベイトが欲しいところ。

昨日までの鏡のような海から、多少風が吹き出して、波も立ち始めた。この天候の変化が吉と出てくれることを期待しながら、アンカーリングポイントを8時過ぎには後にする。

ところが、2時間ほどインリーフで釣りをしたが、殆ど釣れず、そのままリーフの外側へ。

この日は、沖合いの、水がクリアーな海域まで、かなりの距離を移動しなければならなかったので、若干スピードを上げて移動。

そのため、移動中は、デッドベイトは使わず、ルアーを曳く。

この沖合いでのトローリングは、正直言って、あまり面白いものではない。

ケアンズ近海で大型のマーリンを釣るトローリングでは、午後3時頃から、リーフ際のかなり浅い深度のポイントでベイトを曳くことになる。

深度は深くて100メートル、浅いところでは、わずか40メートル程度である。

昼間、沖合いに散っていたマーリンは、午後遅くからフィーディングタイムとなり、リーフ際の浅瀬にベイトを求めてやってくる。

なにせ体長が3~5メートル程度の巨体なので、ボートの下を泳いでいれば、単体でも必ず魚群探知機に、その姿が映し出される。

いままでの経験から言えば、50メートル以浅にいる個体は、40%くらいの割合で、ボートが曳いているベイトめがけて水面まで浮上してくる。

深度の浅いところにいる個体ほど、食い気のある固体なので、20メートル程度の深度であれば、魚群探知機に影が映し出された直後、ベイトのすぐ脇に、その青黒い巨体を浮上させることになる。

ところが、沖合いの、かなり深度のあるエリアでの釣りは、そう簡単ではない。

水面にベイトが群れていて、鳥山でも立っていれば、その周囲をゆっくりとトローリングすれば、かなりの確立でバイトまで持ち込める。

ところが、水面に何もない場合、どのエリアにベイトフィッシュがいるか、あるいは、マーリンが泳いでいるか、まさに、「感」以外に頼るものがない。

簡単に言えば、「出会い頭の釣り」になってしまう。



この日は、リーフ際から1時間程度で、蒼いクリアーな水の流れる海域までたどり着いた。

そして、反応があるとすれば、これから?、なんて思っている矢先、突然、リールから唸り声を上げて、ラインが引き出され初めた。

今回の釣行のファーストマーリンである。

サイズは450ポンド、約200キロ。

10分程度のファイトの後、リーダーラインを口元まで手繰り寄せて、リーダーを短くカットしてリリース。




ここから、ガラッと雰囲気が変わるかと思ったが、この後が続かず、この日は、この1匹で終わってしまった。

3日目にして450ポンド、1匹。

かなり厳しい釣行になりそうだ。残り3日。
バラマン爺(じい)
Posted byバラマン爺(じい)

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