パプアニューギニア釣行 2009年8月 -その4-
2009年09月03日 公開

フィッシング4日目の午後。
川の上流でパプアンバスを狙った後、河口まで一気に下り、今度はバラマンディー。
でも、初日をピークに、潮が遅れて入るようになり、かなり潮が高く、ノーバイトが続く。
そんなとき、初日見かけたローカルフィッシャーマンが、いつものくり舟で登場。餌釣りを始めました。
ラインはかなり太く、150ポンド程度はありそうな、10年くらいは使えそうなゴツイラインです。もちろんロッドやリールなどなく、手釣り。
片手でオールを操作しながら、河口から、水底にストラクチャーが集中するラインを、ゆっくり時間を掛けて遡っていきます。
片手には餌の付いたライン。それを、ゆっくり上下させながら、ポイントをつぶさにチェックしていきます。
そうこうしているうちに、太い枝が水面に張り出している大きな倒木の脇から、まず1匹目、70センチ程度のバラマンディーをランディング。
そして、オールを握っていた片手を、おもむろに倒木に伸ばし、ボートを固定して、そこで長期戦です。
しばらくすると、また1匹。そして、もう1匹追加。
サイズはあまり大きくはなかったものの、合計3匹のバラマンディーをランディングして、ゆっくりと村の方へ船の舳先を向けて帰っていきました。
「ったくよう、オラの村に勝手に入り込んで、しかもあんな竿やリールを使ってバラマンディーを追っかけまわしてよう、まだ釣れねえでやんの。ジモティーのオレにとっちゃあ、バラマンディーなんて、簡単なもんよ。」なんて内心思いながら、悠々と村に向かっていったはずです。
え、俺たちですか?
そうですよ、このときは、バラマンディーに関しては、坊主でした。

今回の釣行は、9月発売の「シーバスマガジン」に掲載予定です。詳細は、そちらで。