イマカツ(イマだカってツれない)ルアー その1
2009年07月15日 公開

月曜日の午後、いつものダイシから電話。
ダイシ:「明日、突然休みになって暇なんですわ。どこか出かけません?」
俺:「おまえねェ、突然、暇なんで、なんて言われてもねェ。」
ダイシ:「どうせ、暇なんでしょ?」
俺:「暇じゃねえよ。 (見透かされてるし)」
ダイシ:「ね、ちょこっとダケ?」
俺:「じゃあ、ちょこっとダケだぞ。(と、勿体つけた返事)」
ということで、午前中で仕事を片付け(たふりをし)て、お昼頃、出撃。
向かったのはマルグレーブリバー。
2時半が満潮で、スタートが1時。
満潮まで、時間があまりなく、潮も止まりかけている状態では、クイーンフィッシュなんて期待できないだろうと思い、前回、バラマンディーを逃がしてしまった岩場のバンクの前にアンカーリングして、その周辺を、
叩く、
叩く、
叩く、
沈黙。
「ここで投げてれば絶対釣れるから」、と豪語して初めてから、1時間、全くの無反応です。
ダイシ:「ホントに、ここで釣れるんですかァ?」
俺:「(ムッとしつつ)釣れるよ。」
ダイシ:「このイマカツルアー、魚がいれば、絶対にバイトしてくるはずなんですけどねェ。」
と、言いつつ逆光を浴びながら、自慢のイマカツルアーを手にして、不適な笑いを浮かべるダイシです。
が、実のところ、ダイシがこのイマカツルアーで魚を釣ったところを見たことがありません。
俺に言わせればイマカツルアーって、「いまだかって釣れないルアー」です。
過去にも、川底にひっかけたこのイマカツルアーを裸で入水して、回収してますが、そんなに価値があるとは思えません。
そして、あまりの反応のなさに嫌気がさして、足元に用意していたクイーンフィッシュ用のポッパーをちょいと反対側にキャストして、早巻きしながら、ダイシと無駄口を叩いて余所見をしているときに、突然、ゴン!!。
え、クィーンフィッシュ、いや、ちょっと小ぶりのGT?
あまり大きくはなさそうですが、いい引きしてます。

で、上がってきたのがこのターポン。
60センチ以上はある、丸々と太ったターポンです。
早巻きのポッパーにバイトするターポンなんて、初めて見ました。
船べりに寄ってきたときに、濁った水の中から大きな鱗がチラッと見えたときは、バラマンディーかと思いましたもの。
ここから、親父の快進撃が始まります。