挫折と、期待と、喜びと
2009年05月26日 公開

先週、風邪で寝込んでいた際に、本棚から引っ張り出してきた2冊目の本、「オーパ!オーパ!!(アラスカ編、コスタリカ編)」。
コスタリカ編の最後の辺りで放りっぱなしになっていたので、最後まで読む。
やはり開高さんも、ふるえていた。
『タバコを取り出すけれど、手がふるえて、火がつけられない。手だけではない。肩がふるえ、胴がふるえ、水につかった藁のように私は薄弱である。』
ターポンを手にしたときの一節である。
追い求めていたターゲットを、最後の最後で手にすると、アングラーはふるえる。
そこにたどり着く過程が、長ければ長いほど、あれもやり、これもやり、紆余曲折を経て、ようやくたどり着いた場所であれば、なおさら、そのときの驚きと、喜びで、体がふるえる。
まさしく「オーパ!!」
今までも、「プロアングラー」と呼ばれる人が、喜びにふるえ、涙を目に浮かべた光景に出くわしたこともあるし、「バラマンディーガイド」が「LOOK」と言いながら、ふるえる自分の膝を指差して微笑んでいたこともある。
900ポンドマーリンをランディングした後、ボートを再び発進させるため、ハンドルの上に置いた手が震えていたゲームボートのキャプテンもいた。
かくいう私も、1回だけ、膝頭がふるえたことがある。
85センチのバラマンディー。
特別大きいといえるサイズでもない。
これより大きなサイズのバラマンディーは、その後、何度も釣り上げてるし、その都度、この体の痺れが現れること期待するのだが、何も起こらない。
なぜ?
どうも、あまり魚のサイズとは関係ないらしい。
でも、この感覚は、アングラーにとっては、まさしく「麻薬」のようなもの。
1回経験すると、それが忘れられなくて、海に出て、川を横切り、沢をよじ登る。
きっと、そこに「オーパ!!」があることを期待して。
次、体が痺れるのは、いつだろう?
40ポンド(20キロオーバー)のモンスターバラマンディー。淡水魚最強のパワーファイター、パプアンバス。
パプアニューギニアでしか味わえないい醍醐味です。ベストタイドの2トリップをチョイス。コースの詳細は、「ポートモレスビー、バラマンディーとパプアンバス」のページでご確認下さい。
ツアー日程(現地日程) : 6月28日~7月2日 8月23日~8月27日
詳細 : 4泊5日、到着日、最終日は半日フィッシング、中日3日間の終日フィッシング、ロッジ泊
グレートバリアリーフのベストシーズン。トローリングで1000ポンドマーリンを、キャスティングでGTを狙います。マーリンの活性が上がらない午前中は、インリーフでGTメインのキャスティング、午後は、アウターリーフでマーリンを狙います。 メインスポットはケアンズ北部のリボンリーフ周辺。
ツアー日程(現地日程) : 10月28日~31日
詳細 : 船中3泊4日、クックタウン、もしくはリザード島発着
ケアンズのあるクィーンズランド州の中でも、最も大物バラマンディーの実績のあるウエイパ。バラマンディー以外にツナ、GT、スレッドフィンサーモンなど、多くの魚種が期待できます。ケアンズ経由でのアクセスになります。コースの詳細は、「ウエイパ、ホテル泊、デイトリップ」のページで確認下さい。
ツアー日程(ケアンズ発着) : 9月19日~22日
詳細 : 3泊4日、ホテル泊、到着日半日、その後3日間の終日フィッシング