モンデュラン、ボルンバ釣行、その2
今釣行最終日。
朝からこれといった当たりもなく、それまでの2日間で、めぼしいポイントはほとんどたたいてしまったので、新規開拓と称して、それまで入り込まなかった谷筋へ。
あるポイントに到着し、それまでと同じようにストラクチャーめがけてキャスティングしていると、ブリスベン在住の好青年(恐妻家)が、ルアーをストラクチャーに引っ掛けてしまう。
活性の高いポイントであれば、他の二人から非難轟々のところだったのですが、ほとんどバイトのなかった時間帯だったので、二人ともそれを意に介するわけでもなく、ブリスベン在住の好青年(恐妻家)はボートを寄せてルアーの回収に。
いつも気配りを忘れない、心優しいケアンズの親父(俺のこと)は、それを見て、ルアーの回収を手伝うべくボートの舳先へ。
日本からやってきた某怪魚ハンターのおっさんは、いつものように釣り気満々で、二人がルアーを回収する間も、ボートの後ろでルアーをキャスティング。
ブリスベン在住の好青年(恐妻家)と、いつも気配りを忘れない、心優しいケアンズの親父(俺のこと)が、ボートの舳先でルアーを回収していると、突然、その後ろでルアーをキャスティングしていた日本からやってきた某怪魚ハンターのおっさんが、大声で叫んだ。
痛え(イテエ)!!
何が起こったか、さっぱりわからないブリスベン在住の好青年(恐妻家)と、いつも気配りを忘れない、心優しいケアンズの親父(俺のこと)が後ろを振り返ると、日本からやってきた某怪魚ハンターのおっさんが、
蜂だ!!、刺された!!、痛え(イテエ)!!
と叫んで、二の腕の内側をさすっている。
と、そこで初めて、3人は、5、6匹の蜂が、自分たちの周りをブンブン飛び回っているという、とてつもなく恐ろしい事態に気がついたのである。
日本のアシナガ蜂を一回り大きくしたようなオジーサイズの蜂が、今にも3人のボディーに急降下してきそうな勢いで飛びまわっている。
どうやら、ルアーを回収しようと分け入った潅木の中に蜂の巣が隠れていたようで、このままでは蜂の数も増えそうな雰囲気。
絶体絶命の3人でした。
そのとき、最初にタコ踊りを始めたのは日本からやってきた某怪魚ハンターのおっさんだったと思う。
そりゃ、そうでしょう。
逃げる場所のない小さなボートの上にいたわけですから。
おまけに、手にしているものといえば、飛んでいる蜂と同じ太さほどしかないロッドだけですもん。ロッドを振り回したところで、蜂に分があるのは、判りきったことです。
走って逃げることもかなわず、できることといえば、せいぜいエレキモーターを全速で回転させてボートをバックさせる以外に方法はない訳です。
せっぱつまったときの人間の心理がいかに単純か、こういう場所に身を置いて初めて判ります。
日本からやってきた怪魚ハンターのおっさんのタコ踊りを見て、ブリスベン在住の好青年(恐妻家)は、手にしていたエレキモーターのコントロールボックスのパワーを全開に上げながら、タコ踊りを始めたのでした。
いつも気配りを忘れない、心優しいケアンズの親父(俺のこと)も、その様子を目にすると、ロッドを持ったまま、同じようにタコ踊りです。
おっさん、好青年(恐妻家)、そして親父の3人とも、突然、ボートの上でタコ踊りです。
笑い事じゃありませんって。
蜂が体に止まらないよう、できることと言えば、タコ踊りしかないわけですから。
ほんと、真剣に踊りましたよ。他の2人も、真剣だったはずです。
結局、蜂の被害に遭ったのは、日本からやってきた某怪魚ハンターのおっさんとブリスベン在住の好青年(恐妻家)の2人でした。
いつも気配りを忘れない、心優しいケアンズの親父(俺のこと)だけは、蜂の被害にも遭わず、5日間の釣行を楽しんだようです。
ちなみに、日本からやってきた某怪魚ハンターのおっさんは、帰国後、蜂に刺されたところが、ますます腫れ上がって、病院へ行ったとか。
いやァ、やっぱ、日ごろの心掛けですな。
あ、そうそう、ケアンズ辺りでは、ルアーが引っかかって、ボートで回収するときはグリーンアンツ(葉切り蟻)に気をつけてください。頭上に巣があるのを知らないで近づくと、大変な目にあいます。
それともうひとつ、釣りをしている最中にサンドフライ、蚊、アブ、蜂といった毒虫の襲撃から身を守るためには、暗い色の衣類は避けたほうがいいですよ。止まるのは、必ず暗い色の衣類ですから。
午前中、蜂の襲撃でえらい目に遭った日本からやって来た某怪魚ハンターのおっさんは、そのとき着ていた黒いTシャツを脱いで、午後、白いTシャツに着替えていたのは、言うまでもありません。
数々の大物を仕留めてきたあのコーラルシートリップにバジェットコースが登場。
今回のコースはGTフィッシングがメインのコースとなります。円高でかなり割安。コースの詳細は、「コーラルシーロングトリップ」のページでご確認下さい。
ツアー日程(現地日程): 6月5日~11日 6月12日~18日
詳細 : マッカイ(クィーンズランド州東岸、中部)発着、6泊7日
40ポンド(20キロオーバー)のモンスターバラマンディー。淡水魚最強のパワーファイター、パプアンバス。
パプアニューギニアでしか味わえないい醍醐味です。ベストタイドの2トリップをチョイス。コースの詳細は、「ポートモレスビー、バラマンディーとパプアンバス」のページでご確認下さい。
ツアー日程(現地日程) : 6月28日~7月2日 8月23日~8月27日
詳細 : 4泊5日、到着日、最終日は半日フィッシング、中日3日間の終日フィッシング、ロッジ泊
グレートバリアリーフのベストシーズン。トローリングで1000ポンドマーリンを、キャスティングでGTを狙います。マーリンの活性が上がらない午前中は、インリーフでGTメインのキャスティング、午後は、アウターリーフでマーリンを狙います。 メインスポットはケアンズ北部のリボンリーフ周辺。
ツアー日程(現地日程) : 10月28日~31日
詳細 : 船中3泊4日、クックタウン、もしくはリザード島発着
ケアンズのあるクィーンズランド州の中でも、最も大物バラマンディーの実績のあるウエイパ。
バラマンディー以外にツナ、GT、スレッドフィンサーモンなど、多くの魚種が期待できます。ケアンズ経由でのアクセスになります。コースの詳細は、「ウエイパ、ホテル泊、デイトリップ」のページで確認下さい。
ツアー日程(ケアンズ発着) : 9月19日~22日
詳細 : 3泊4日、ホテル泊、到着日半日、その後3日間の終日フィッシング
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