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雨季前の一振り

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連日30度を越える蒸し暑い天候の続くケアンズです。

スコールがやって来る頻度も日を追うごとに短くなり、最近では3日に1度くらいの頻度になりました。住んでいる我々にとっては、暑さが和らぐ恵みのスコールです。

そうは言っても、2月中旬以降、本格的な雨季になると、月の内、25日は、止むことなく雨が降り続きますから、釣りどころではなくなります。

川は泥濁りといなり、汽水域は真水が水面を覆い、海は濁りと高水温で緑色、釣りどころではありません。

その本格的な雨季が来る前に、なんとかバラマンディーを釣っておこうと、いつもの釣友、ダイシと川に出かけました。

かなり以前、もうかれこれ10年近くも前ですが、雨季の雨の降る中、ラッセルリバーの上流で、かなり楽しい思いをしたことがあります。

昨日も、丁度、スコールのあった翌日だったので、川が多少なりとも増水して、そのときと同じ状況になっていれば、と思って出かけました。

そこで、昨日のテーマは、

「どんな流れ込みでも、ルアーを叩き込め!!」

(ウーン、我ながらいいテーマだ。)

そうです。サトウキビ畑や牧場から流れ込んでくる小川の流れ込みの前にボートをアンカーリングして、流れ込みの周囲をルアーで叩きまくりです。

多少濁りのある本流の中に、小さな流れ込みから湧き出してくる清流。その濁りと清流の、ちょうどその境目の、まさにその濁りの中から、バラマンディーが、ドーーーンっとルアーを目がけて突進してくるという予定でした。

その時の光景を脳裏にしっかりと蘇らせるために、ケアンズからの道すがら、「そんなに上手く行くわけないでしょ。」と訴えかけているダイシの冷めたい目線をもろともせず、「今日のテーマ」を暑く語っておりました。

そして、現地へ。

ところが、・・・・・・・。

 

 

最初、河口辺りで、雨季の恒例、ターポンの群のライズに出くわし、軽く、2、3本釣り上げてから、とっとと上流へ。

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かなり、いい雰囲気で上流まで上がったのですが、・・・・・・。

え、増水?、なんのこと?って感じの、夏の終わりの水が枯れた川があっただけでした。途中から流れが突然先細り、浅くなってそれ以上の遡上を阻まれ、あえなく撤退。

その間、1時間半程。

水面に周囲の緑を映し出した鏡のような水面を、風を切ってクルージングするのは、気持ちのいいものです。(?)

ほとんどロッドを振ることなく河口部へ取って返し、バンクに向かってカバー打ちをしたものの、釣れたのはコッドとメッキ。

途中、季節外れのメーターオーバーのクィーンフィッシュのボイルがあったものの、どうやら数が少ないらしく、冬のようなわけにもいかず、ラインが空を切るだけでした。

ルアーが入道雲を背景に、スーーーーーーーーッと飛んで行く光景は、ほんと、スカッとしますわ。

昨日は、ほんと、視覚的に、かなり楽しめた釣りでした。

(かなり無理して、自分を納得させてます。)

ま、思い通りにならないところが、釣りの醍醐味ですから。

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バラマン爺(じい)
Posted byバラマン爺(じい)

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