なんじゃこりゃー!!
初めてパプアンバスの写真を観たときの正直な感想です。
ケアンズに住み始めてすぐの頃、「 MODERN FISHING 」 という釣り雑誌の表紙に掲載されていた写真が上記の写真です。
(雑誌に掲載されていた写真は、もっと鮮明でした。同じ写真をネットで探しましたが、小さな写真しかなく、それを拡大したものです。)
見ただけで、フエダイの仲間だとは解りますが、海にいるフエダイの仲間でも、ここまでのサイズになる魚はいません。まして背景がジャングルなので、最初は巨大化したマングローブジャック?、なんて思ってましたが、記事を読んで、パプアンバスだというのが判明。
あの元祖GTフィッシャーマンと言われるバリー・クロスのおっさんも、一時、パプアニューギニアのニューブリテン島でブルーウォーターフィッシングガイドの傍ら、パプアンバスのガイドもやっていたことがあって、一緒に釣りをしている際に、その当時の話を聞いたことがあります。
バリーは、当時、あの田辺哲男さんをガイドして、やっぱり、かなりでかいパプアンバスを田辺さんに釣らせてました。
「なんだ、ただのタイかよ。」、なんて侮ってはいけません。形は殆どマングローブジャックと同じですから、その瞬発力は、バスフィッシングと同じようなライトタックルで太刀打ちできるパワーの限界を超えています。
ケアンズ辺りの川の河口でもマングローブジャックは釣れますが、40センチクラスになると、フッキングしたときのストラクチャーへの突っ込みは、それを止めるのが至難の業で、大抵は、ストラクチャーに潜り込まれてしまいます。
それが20キロ以上のサイズになるわけですから、そのパワーは、??????です。
先月、ニューギアニアでフィッシングガイドをしているジェイソンと会って、いろいろ話を聞いたのですが、コンクエスト300を用意したと言ったら、軽く鼻で笑われました。「10キロドラッグでも、まず無理だよ。」なんて言われました。キャスティング用リールで、10キロ以上のドラグがかけられるリールなんてありませんって。
今、いろいろと、このモンスターをどうやってランディングするか、あれやこれや思案中です。
GTタックルなんかを持ち出せば、話は早いかもしれませんが、私としては、コンクエスト300で、無謀にも立ち向かおうと思っています。
最大ドラグ7キロですよ。
以前、15キロほどのGTをABUのベイトリールで釣ったことがあります。下の写真が、その魚です。お客さんが魚を抱いていますが、フッキングさせて、ファーストランを止めるまでは、私が釣りました。
ラインはPEの30ポンド。親指、完全に火傷しました。
こんなん、どうでしょう、ということでグローブ。
ちょっと、庭でグローブをはめてキャスティングしてみましたが、フィッシング用グローブって、リールのハンドルを握る用で、リールを握るにはかなり無理があります。
やっぱ、ストラクチャーから1メートルあるかないかで、魚をガッツリ止めるには、ゴムチューブでしょ、ということで、明日、自転車屋辺りで探してきます。
ルアーも、今日、揃えました。
リールは、昨日、新しいPEを巻いて準備OKです。ロッドも点検済み。
いや~、今から、楽しみになってきた。
ちなみに、マラリヤの予防薬は今回も処方してません。過去、何度もニューギニアには出かけてますが、いまだかってマラリアに罹ったことはありません。以前、東京の知り合いのドクターで、熱帯病の研究をしていたという方に確認しましたが、マラリヤの予防薬は副作用が強く、もし、発病しても、潜伏期間が4、5日とかで、殆ど、帰国後に発病するので、すぐに適切な治療を受ければ、大丈夫と言われたことがあります。
特に、海岸部では、マラリアを媒介するハマダラ蚊は少ないとのこと。
今回、スポッテッドバスを狙って、川の上流部に出かけるのと、滞在が2週間近いのがちょっと心配ですが。
こんなの、釣れるといいんですけどねェ。
ちなみに、この写真の人物、KAZZさん、前回のアウォンガダムに引き続き、今回も一緒に出かけます。