嬉しい1匹
ダイシと渓流で30分だけ竿を振った帰り道、「これじゃー欲求不満だ」、ということで意見が一致。
翌日、デイントゥリーリバーに出撃。
一部、ヒンチンブルックという意見もあったのですが、帰りが夜の9時くらいになってしまうので、今回は、協議の余地なく却下。
翌日、7時集合で、デイントゥリーリバーに向かって、車を北に。
途中、朝マックも終えて、9時頃、デイントゥリーリバーのボートランプへ。
それから延々3時半まで、ひたすらキャスティング。
結果、ノーフィッシュ!!
6時間でノーフィッシュですよ。そりゃあ、テッポウウオやクロダイ、メッキは釣れましたが、1時間半も車を走らせて、釣れた魚にカウント出来るわけがありません。
このところ気温も低くなって、あまり期待はしてませんでしたが、せめて1匹くらい、と思ってましたが、そんなに甘くありません。
しか~し、最後の最後にメイクドラマが。
「もう、あそこの倒木で最後だからな」といいながら、最後のポイントに到着。一応は、流れ込みもあって、それなりのポイントなのに、その日のあまりの反応のなさに、こっちまで無反応。
ダイシがまず1投。
当然、反応無し。
そして、私。
これが最後のキャストだ、と思いながら、何気に投げたルアーに、ドンッとバラマンディーが乗る。
それがこれ。
サイズは60センチでしたが、ほんと、嬉しい1本でした。9回裏2アウト、カウントは2-1からの、会心の逆転タイムリー!!です。
正直、凄く嬉しかった。2月にアウォンガダムで90センチサイズを釣って、確かに嬉しかったのですが、この60センチには到底、及びもつかない程の嬉しさでした。
基本的に、「魚のいないところで釣りをしてもつまらん!!」というのが、私の釣りの基本方針です。釣れる場所、釣れる時間帯、釣れる潮を選びます。無駄撃ちはしません。(無駄撃ちの方が多いじゃないかという声も一部ありますが。)
で、それなりに釣れる。
メーターオーバーバラマンディーは、未だ釣り上げたことがありませんが、それに近いサイズは、そこそこの数を釣ってますし、他にも、カジキ、GTと、サイズと言う点では、それなりのサイズの魚を釣ってます。
その、それなりのサイズの魚に慣れてきて、最近、魚を釣った時の感動が薄れているように思ってました。
「もう2度と、魚を釣って、足が震えるようなことはないんじゃないか。」と。
今でも覚えてますが、80アップのバラを始めて釣ったときの、あの足の震えは、もう2度と経験できないんじゃないかと思ってました。
でも、この60センチのバラマンディーは嬉しかった。初めて、ルアーでバラマンディーを釣ったのはヒンチンブルックでした。しかもサイズは50センチ程。それでも、かなり嬉しかった。その時の感動を思い出しました。
なんか、また足が震えるほどの感動を感じられるような気がしました。
この60センチバラマンディー。私にとっては貴重な1匹でした。
やっぱ、魚はサイズじゃありません、そのプロセスが大事です。
でも、やっぱ釣れないと・・・・。