バラマンディー用ルアー
日本から依頼があって、現地のガイドが勧めるバラマンディーとパプアンバス用のルアーを、20個程、送りました。
日本では、まず売れそうにないルアーばかりです。
ダーウィンで製造している CLASSIC LURE というブランドのルアーです。私も好きで時々使ってますが、デザインといい、形といい、日本で流行のリアル系ルアーとは全く対極のルアーです。
サイズはどれも12センチです。
最近、バラマンディー用のルアーの必須条件としては、やっぱ、「ラトル音」は絶対に外せない条件だと思ってますが、このルアー、かなりラトル音のするルアーです。
それとビルがしっかりしていて水噛みがいいことも重要なポイントです。水噛みのいいルアーを、ラインをスラックさせるように、間隔を開けたキビキビしたトゥイッチングで、スローアクションさせることによって、ルアーをダートに動かします。
その際、多分、ルアーが発生する波動が、魚を誘う要因になっているように思います。
この辺の川の河口、あるいは海岸線は、日本では泥濁り?、と思えるほど濁っているのが普通ですが、そんな水中で、ルアーを魚にアピールさせるためには、音、あるいは波動が大切なポイントになるのは当然なわけで、その上、シルエットも大きく見せられるようなサイズが必要になります。
カラー?
なんか派手すぎるような気もしますし、水中での色彩の減退を考えると、光を反射するゴールド、シルバーは理解できますが、赤、青、黄色なんていうカラーは、所詮、色の明暗でコントラストをはっきりとさせているだけのような。
そういう点では、ブラックオンリーというカラーは、私自身は、時々使ってますし、それなりの釣果もあります。
しかし、このデザイン、絶対に日本のタックルショップでは売れないデザインですな。
以前、あるプロアングラーの方からの依頼で、ショップで取り扱う為のサンプルを取り寄せて送ったことがありますが、結局、追加注文はありませんでした。
最近は、オーストラリアでも日本ブランドのルアーが少しずつ増えてきて、こちらでもリアル系ルアーが増えてきました。