虫除け
先日、ヒンチンブルック島に出かけた日、天候は良かったのですが、雨季の合間の晴天で、ムッとするような湿気の多い日でした。おまけに霧が掛かるほどの無風状態でした。
こういう日は、バラフィッシングにとっては、最高のコンディションなのですが、サンドフライや蚊が多く出てくる日です。
サンドフライというのはマングローブ域に棲息するブヨの一種です。大きさは1ミリ程度で、よーく見ないと、停まっているのが解りません。おまけに刺されたときは、殆ど痛みも痒みの感じないので、気がつかないまま1日が終わるのですが、その日の夜くらいから痒みが始まり、1週間は続きます。
ですから、バラフィッシングの際は、暑くても、長袖、長ズボン、ソックスに靴、といういでたちが一番です。そうそう、黒系統の濃い色は虫が付きやすく、蚊やアブがすぐに停まります。なるべくライトカラーの衣類を選んでください。
虫除けは、日本で市販のものはあまり効きませんから、現地で購入してください。
「ブッシュマン」という超強力な虫除けもありますが、それがラインにつくとラインが溶けてしまう程の威力ですから、これはあまりお勧めではありません。(これの真偽の程は解りませんが、このあたりのフィッシングガイドは、ブッシュマンを付けると、かならず、「ラインが溶けるから手を洗え」とアドバイスします。)
私は写真の「RID」という製品を使っています。日焼け止めも兼ねていて、顔に塗っても大丈夫です。たいていのスーパーで売ってます。もし、購入を忘れても、ガイドがボートに常備していますから、それを借りてください。(たまに切らしていることもありますが)
現地ガイドは、私もそうですが、サンドフライに刺されても、30分程度で痒みがおさまるので、あまり気にしません。これって免疫とか出来てるのでしょうか?
でも、さすがにあまりサンドフライが多いと、そのポイントから逃げ出すこともあります。ヒンチンブルック島の裏側に「サンドフライクリーク」というポイントがあるのですが、シーズンになるとバラがよく釣れます。名前の通り、サンドフライが多くて、そこで釣りをするのは1時間が限界です。