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バラマンディー用ルアー

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お客様から、バラマンディーフィッシングの問い合わせを受けるとき、決まって「どんなルアーを持ってったらいいんですか?」と聞かれます。

バラマンディーフィッシングって、バスフィッシングなんかと同様、いろんなシチュエーションがあって、なかなか、簡単には説明できません。

ちなみに、この上の写真は、私のデカバラ専用のタックルボックスです。前回のヒンチンブルック島への釣行にも持参しましたが、使える状況ではなく、無駄骨でした。ダーウィン辺りだと、普通に使うサイズですが、ケアンズ近郊では、海岸の潮通しのいい岩場くらいででないと、使うチャンスはあまりないかも知れません。

今回は、前回の釣行で使用したルアーを、具体的に紹介しましょう。

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これはフローティングミノーです。上から順に、

○ボマー 15A

○マリア エンジェルキッス

○GL工房 ツルミノー

○ラパラ マグナム

干潮時、水深が浅くなったストラクチャー周りで使用します。特にボマーとエンジェルキッスは浮力が強く、水面すれすれに沈んだストラクチャーの真上をネチネチと攻めるにはもってこいのルアーです。

バラマンディーが隠れていそうなストラクチャーの周囲を叩いても、何も反応がないときは、水面に枝葉を出したストラクチャーの、その枝の間を縫って、奥までルアーをぶち込み、真上をネチネチと責めます。かなりリスキーなキャスティングで、ストラクチャーにひっかかてしまえば、それでアウトにもなりかねませんが、これで何度か攻めて、なんの反応もなければ、諦めてしまうしかありません。

バラマンディーは「寝た魚を起こせ」というくらい、魚が着いていると思ったストラクチャーは、何度でも叩きます。叩くと却って、活性を低くする? いえいえ、バラマンディーに限っては、そんなことはありません。ひとつのストラクチャーでも最低5回は叩いて下さい。ガイドによっては、ストラクチャーの真ん前でアンカーリングして、30分近く粘ることもあります。

バラマンディーフィッシングに関しては、しつこさが必要です。

ちなみにボマーは3本フックですが、わざと2本フックに変えてます。魚をリリースするときに、あまり魚体を傷つけないようにするためです。フック自体、丈夫な重いフックに変えているので、アクションにはあまり差が出ません。

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これはシンキングミノーデです。上から順に、

○ツルミノー

○ツルミノー

○ラパラ エックスラップ

これは、水深のあるストラクチャーの周囲を責めるときに使いました。ツルミノーで別のカラーを2種類使用したのは、水色の変化によるものです。濁った水ではアピール系、濁りの少ない水色ではナチュラル系は、バラマンディーフィッシングでも同じです。

3つともスローシンキングですが、ロッドを多少あおり気味にして、一定の深度でアクションさせるようにします。この手のルアーは、ヒラを打ったときのダートアクションがキモです。単調なストップアンドゴーのアクションではバラマンディーフィッシングには不向き。

エックスラップは、本来フローティング?だっかも知れませんが、これも丈夫なフックに交換したことで、若干シンキングになっています。

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○メガバス ポップエックス

○ラパラ テールダンサー

バラマンディーフィッシングでポッパーを使うケースって、あまり多くありません。高活性時の超シャローくらいでしょうか。水深20~30センチ程度のバンクに点在するバラマンディーの居付きそうなスポットを叩いて行きます。マングローブの中から本流までの流れ込みの溝の中とか、ところどころに点在する岩や倒木の陰とか、そんな場所を狙っていきます。

テールダンサーは、やはり急深のバンクに倒れ込んだマングローブの周辺を狙います。フックをかなり丈夫なものに変えていますので、ごくごくゆっくり浮いてくる程度です。メインは深場狙いですが、この手のルアーは、最初のジャークで送り込んだ深度をキープしてくれるので、あらゆるシチュエーションに利用できます。極端な場合、ロッドをあおり気味にして、トップが5センチ程度の深さしかないようなストラクチャーの真上を、超シャローに攻めることも可能です。

まとめ

その場、その場でルアーをチェンジして使っていけばベストですが、その手間を考えると、ロッドアクションで、ルアーの適用幅を広くしてやる必要があります。そういった点では、若干(極々若干です)フローティング気味なルアーが一番使いやすくなります。

その上、一発大物、といった狙い方でなく、とりあえずコンスタントに釣り上げたい場合は、テールダンサーのような、ロングビルのルアーが最も適用深度を広げやすいルアーだと思います。最近あまり見かけませんが、ラパラのシャドラップなんかは、ゴールドボマーと並んで、ガイドが必ずタックルボックスに入れていたルアーの一つです。

でも、良く釣れるルアーというのは、その人の思い入れ一つですから、好きなルアーをチョイスして、しつこいくらいに使ってる方が、楽しいハズです。以前、奥方に、「これ、バラマンディーが良く釣れるんだ。」って言ったら、さめた顔して、「一番使ってるからでしょ。」といわれて、妙に納得したことがありますが、まさに、その通りですね。

その他、詳しいことは、「バラマンディー」のページで確認して下さい。

バラマン爺(じい)
Posted byバラマン爺(じい)

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