ミルク、ファースト
コーヒーを入れるとき、決まって「Milk、first.」というフレーズを思い出す。
以前、ローカルのフィッシングガイドと一緒に、日本人向けに半日のフィッシングツアーを催行していたときに、フィッシングガイドとして乗船していたピーター。
ツアーの途中の休憩を兼ねたティータイム。コーヒーか紅茶のサービスを出すのですが、自分のコーヒーを人にいれてもらうとき、必ず言っていたセリフ、「Milk、first.」。
日本人の感覚からすれば、ミルクは、自分の好みで最後に入れるもの。でも、彼は頑なに、「Milk、first.(最初にミルク)」を守っていた。別に、どっちでも同じじゃないかと思っていたのに、今では私も「Milk、first.」派です。
試してみると確かに「Milk、first.」の方が美味しいように思います。ミルクの生臭さがなくなって、コーヒー本来の味がするように思います(?)。オージーはたぶん、その殆どが「Milk、first.」です。
このピーター、大物一発狙いの釣りしかしません。お客さんのことなんかそっちのけで、大物狙いに徹します。だからケアンズのフィッシングガイドの中では、メーターオーバーのバラマンディーを一番数多くお客さんに釣らせてました。
私は、彼の釣り方は好きです。
10年間、ケアンズでフィッシングガイドとして働いていましたが、子供も大きくなって、故郷のアデレードに戻りました。
今年の初め、突然、オフィスに顔を見せてくれました。今では不動産のセールスをやっているとか。最近は、海で、キスばかり釣ってるとぼやいてました。このオージーの変わり身の早さにも驚かされます。
これがピーターです。咥えているロッドは全日本チヌ釣り連盟の副会長さんから頂いたハンドメイドのロッドです